飲むタイミング次第?炭酸水のダイエット効果と2つの落とし穴

炭酸水を飲むだけでダイエットができる?本当にそんなに簡単にダイエットができるのでしょうか?
飲むタイミングによってはダイエット効果を期待できます。
炭酸水の効果的な飲み方と、落とし穴について解説します。
目次
炭酸水ダイエットって何?
炭酸水ダイエットとは、炭酸水を飲むことによって炭酸ガスが胃の中で膨らみます。
そうすることで空腹感を紛らわすことができ、食事の量や間食を抑えることでダイエットしようという方法です。
なぜ炭酸水を飲むことでダイエットになるのか?
炭酸水を飲むことで、満腹感を得ることができます。
なので食事量を減らすことができます。
それで食べる量の全体量を減らすことができるので、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
その結果体重が落ちてダイエットできるということです。
さらに炭酸水は、炭酸ジュースとは違い砂糖や添加物は使われていないのでカロリーがゼロなので太る心配はありません。
摂取カロリーを低く抑えることができるのも、体重を落とすには必要なことですからね。
炭酸水を飲む量とタイミング
ダイエットを目的として炭酸水を飲む場合は、食事をする前になります。
食事をする前に飲むことによって、満腹感が得られて食欲を抑えられて無理なく食事の量を控えることができます。
一回に飲む量は500mlです。なのでペットボトル一本分ですね。
これを食事の前に飲みきるのは中々大変ですが、実際に飲んでみると、飲んでいる最中に空腹感がなくなり、お腹がいっぱいになってくるのが分かります。
食事の直前じゃなくても、小腹が空いた時に間食代わりに飲むのもオススメです。
中途半端に一くち、ふたくち飲むぐらいではあまり効果は感じられず、むしろ食欲が増してしまうこともあるようです。
なので、もしダイエットを目的で飲むのなら、500mlのペットボトルを一本飲みきるようにしましょう。
体温が上がり血行が良くなる
炭酸水を飲んで、炭酸ガスが血管の中に入ると、血液中の酸素が不足します。そうすると、血管が広がり血液が流れやすくなります。
そうすると体温が上がり、血行が良くなり、代謝機能が上がります。
便秘の解消
ダイエットをしたければ、便秘の解消も考えなければいけません。
炭酸水を飲むことで、胃が刺激されます。
それが胃・大腸反射を起こし、大腸の蠕動運動が促進されます。
なので、炭酸水を飲むことによって便秘の解消も期待できます。
炭酸水を飲むことで満腹感が得られ食事量を抑えることができます。
そして、体温が上がり血行促進の効果や便秘の改善も期待できることから、ダイエット効果が期待できるということです。
炭酸水を選ぶポイント
コンビニやスーパーなどで炭酸水を探してみると、いろんなメーカーから出ています。
炭酸水ダイエットをやるためには、必ず無糖のものを選ぶようにしてください。
炭酸の入ったジュースでは、満腹感はあっても糖分をとり過ぎてしまいます。
さらにジュースではなく炭酸水でも、糖分が入っているものがあるので、成分表を必ず見るようにして糖分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
炭酸水ダイエットの2つの落とし穴
炭酸水ダイエットは、ただ炭酸水を飲むだけなので簡単にできます。
そして実際に空腹感を抑えることができるので、そんなに辛さがなくダイエット効果が期待できます。
ですが、2つ落とし穴があります。
それは、
- 食事量を減らすことで筋肉が減ってしまう
- 食前に胃液を薄めてしまい消化に負担をかけてしまう
この2つです。
食事量を減らすことで筋肉が減ってしまう
食前に炭酸水を飲んで満腹感を得ることで食事量が減り、その結果必要な栄養素をとらなくなってしまうことが考えられます。
そうするとせっかく痩せたのに筋肉が落ちて、リバウンドしやすい体質になってしまうということがあります。
特に、タンパク質を減らしているとそうなりがちです。
タンパク質は1日に体重と同じグラム数を食べる必要があります。
体重が50kgならタンパク質を50gです。
タンパク質は肉100gにだいたい10g含まれています。
食事前に炭酸水を飲んで食事量を極端に減らしてしまうと、確かに体重は落ちますが、筋肉が落ちてしまっては、リバウンドしやすくなってしまいます。
なので、タンパク質の量は意識してとるようにしないと、逆効果ということもありえるので注意が必要です。
タンパク質が多く含まれている食品についてはこちらをご参考ください。
参考記事:【タンパク質を多く含む食品ランキング20】美容・健康にもオススメ!タンパク質を摂る5つのメリット
食前に胃液を薄めてしまい消化・吸収に負担をかけてしまう
食事をする30分以内に水を飲むことで胃液を薄めてしまうことになります。
そうすると、食べたものの消化・吸収をさまたげてしまいます。
なので、炭酸水を食事直前に500ml飲むということは、満腹感は得られますが、消化・吸収に負担をかけるというリスクも伴うことを知っておいた方がいいです。
消化・吸収に負担をかけてしまうリスクについて書いた記事もあるので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
参考記事:ダイエットにも効果的!食べ合わせの4つのルールを実践して太りにくい体質を手に入れる方法
炭酸水を飲むオススメのタイミング
満腹感を得ることで、食事量が抑えられるということの反面、必要な栄養素を取れなくなてしまう可能性や、食前に飲むことで胃液を薄めて消化・吸収に負担をかけてしまうことをお伝えしました。
こう聞いてしまうと炭酸水ダイエットは良くないんじゃないか?
と思ってしまうかもしれませんが、私が思う飲むタイミングをお伝えします。
それは、
- 間食をしたくなったとき
- 暴飲暴食が続いていて食欲が止まらないとき
です。
間食をしたくなったとき
間食をする習慣がある場合は、その間食をする前に炭酸水を飲みましょう。
そうすることで、間食をしたいと思っていた欲求を抑えることができます。
そのあとには、もちろん間食は控えるようにしましょう。
間食をする習慣があった人なら、これを一週間やるだけでも体重が減るはずです。
あくまでも間食をしたくなった時なので、通常の食事に影響することがないので、タンパク質をとらなくなってしまうリスクを抑えることもできます。
暴飲暴食が続いていて食欲が止まらないとき
暴飲暴食をしていると、食欲が湧いて止まらなくなってしまうときがあります。
一回ごとの食事の量も増えてしまうので、もちろん太るリスクは高まります。
そういったときに、は食事の直前に炭酸水を飲むことで食欲自体を抑えることできるので、暴飲暴食を止めるきっかけにもなります。
ただし、食事の直前は胃液を薄めることになるのは変わりないので、毎回食べる前に炭酸水を飲むようにするのではなく、暴飲朝食を止めるために必要な時だけにするといいでしょう。
例えば、生理前で食欲が止まらないというのであれば、その時に炭酸水を先に飲んでから食事をするなどの使い方をオススメします。
まとめ
炭酸水ダイエットといっても、それを飲むだけで痩せるわけではありません。満腹感を出すことで食事量を抑えるというのが目的です。
それをやり続けることで、食事量が少なくなって筋肉量が減ってしまいリバウンドしてしまうリスクもあるということを理解した上で必要な時にやることをお勧めします。
炭酸水自体を飲むことは血行が良くなったり、便秘の改善が期待できるのでダイエットにだけ囚われずに飲むということは健康にとってもプラスになります。